地熱利用ヒートポンプシステム
概要 Summary
地中熱を熱源にした冷房、暖房システムです。
地熱回収媒体には、炭酸ガスを利用し、地中にパイプを埋設してパイプ内に炭酸ガスを充填します。
暖房運転時、地熱をうけて蒸発した炭酸ガスは、地上の吸熱用熱交換器で冷却されて液化し、液化した炭酸ガスは、地中パイプ中に自然落下する自然循環式です。
地上に設置してあるヒートポンプユニットで、温室内に放熱、加温します。
地熱は15~18℃と一定している為、空気熱源ヒートポンプに比べて冬季にも安定した高暖房能力を得ることができます。
現在、宮崎県農業試験場のビニールハウスで実験稼動中です。
▼画像をクリックで拡大になります
特徴 characteristics
●自然循環式の為、回収媒体の搬送動力を必要としない
●外気温度に影響されずに高暖房効率を発揮
●ボイラー式加温装置に比較して60%以上のランニングコストの削減が可能
▼画像をクリックで拡大になります