●超低温自動倉庫





超低温自動倉庫   世界初!!

概要 Summary

超低温用の自動倉庫システム及び冷凍システムです。

a) 自動倉庫は、天井クレーン・セルガイド・コンテナ・入出庫コンベア・集中制御システムより成る、完全無人化システムです。
コンテナは、入出庫コンベアで庫内に搬入、天井走行クレーンのスプレッダーで吊り上げられ、集中制御システムで指令された指定の番地へ移動し、セルガイド内を降下して設置されます。
出庫時は翌日の出庫予約の為の配置換え荷繰り作業を夜間に行い出庫作業の迅速化を計りました。
また、前室を介した入出庫口の大きさを最小限の面積に抑え、冷気の流出を極力抑えました。
コンテナを積み木状に上方向に重ねていく為、収容率が高く、少ない敷地面積で大量の収容が可能となりました。
庫内の電子部品、ケーブル材、モーター、潤滑剤等は、-60℃の極低温に対応する部材を使用しているので安心です。



b) 冷凍システムは、冷却は天井コイル、冷凍システムは2元冷凍プラス2次冷媒方式を採用し省エネで故障の少ないシステムです。
2元冷凍装置(高元:NH3、低元:R23)で、2次冷媒のR23を冷却液化して、液ポンプで天井コイルに給液します。
その為2次冷媒のR23は、冷凍機油の混入がなく、コイル内の油溜まりによる伝熱性能の低下がありません。
天井コイルの為、循環ファンが不要でファンモーターによる加熱負荷がありません。
また製品からの水分抜けも最小限に抑えられ、庫内温度の変化も少ない為、製品の劣化が少なくなっています。
また、デフロストを行わないので、デフロスト動作による庫内温度上昇がありません。


集中制御室
集中制御室

電気室
電気室


【 集中制御室 】 人口知能・エキスパートシステムなどで利用の目標指向言語(prologなど)を使用し、任意のコンテナ配置状態を任意の目標状態にするための搬送機器の最適配置・荷操理手順の提案も可能です。


特徴 characteristics

-60℃の完全無人化自動倉庫
フォークリフト式、スタッカクレーン式自動倉庫に比べて製品の収容効率が高い
製品の劣化が少ない
省エネである ※フォークリフト式に比較してランニングコストを1/3~1/4にする事が可能
故障が少なく、冷却性能の低下が少ない




超低温自動倉庫